
チガヤ|綾町の草花図鑑
猫じゃらしかと思ったら違う!?
綾町で季節の野草を観察したい人/和の風景を写真に収めたい人/子どもと里山散策を楽しみたい人
初夏の陽ざしを浴びて銀色に輝く穂先――それがチガヤです。河川敷や田んぼの土手に群生し、風にそよぐ姿はどこか懐かしい里山の情景を思い起こさせてくれます。
ねこじゃらし(エノコログサ)かと思ったら同じイネ科の植物でした。
項目 | 内容 |
学名 | Imperata cylindrica |
科名 | イネ科 |
見頃 | 5月中旬〜6月下旬(穂が白銀に色づく時期) |
主な観察場所 | 綾南川堤防・田畑のあぜ道・里山草地 |
みどころ
綾町エコトピック
- チガヤとススキはどう違う?
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どちらもイネ科ですが、チガヤは春〜初夏に穂を出し、高さは30〜60 cmほど。ススキは秋に穂を出し、背丈が1 m以上と大きくなります。
- 在来種? 外来種?
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チガヤは日本在来の多年草です。地下茎で広がるため群落形成が早く、裸地の土留めとしても機能します。
- 生活に役立つ?
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観昔は若い茎を噛んで甘味を楽しんだり、穂綿を枕の詰め物に利用した地域もあります。現在は観賞目的が主ですが、春の若芽を野草茶にする愛好家も。
注意事項
むやみに人の敷地内に入らず、公共スペースから観察・撮影してください。
本記事は食用を推奨するものではありません。植物を口にする際は必ず専門家の同定を受け、自己責任でお願いいたします。当方では一切の責任を負いかねます。